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REPORT EYEを用いたIBM iデータ活用支援サービスのご紹介

動画で紹介

データは分散している

企業活動において現在の売上と粗利、今後の見込み、予算と実績の対比などは関心事の一つです。
この関心事を満たすには適切なデータが必要です。
ですが必要なデータが単一システムに存在する事は多くの場合稀であるはずです。
企業の規模、成熟度など成長に合わせシステムを追加し、結果としてデータは分散していくからです。
例えば売上など販売に関わるデータはIBMiに存在し、予算は共有フォルダー内のExcelファイルに記述し、見込みを日々トラッキングしようとし、お客様訪問件数や見積もり提出件数などをKPIとした場合、そのデータは日報やSFAやCRMシステムのような他のシステムに入っている・・といった具合です。

REPORT EYEが適している場合

分散しているデータを統合し活用するにはデータ連携システムやBIシステムが便利です。
データ連携とBIシステムは、前提も無く無条件に、全てのユースケースに瞬時に対応するには一般的に高価で多機能なシステムが必要です。
逆にいいますと、用途が明確で、誰が、何時どのようなタイミングで使うのか・・例えば、報告と集計のタイミングは月単位。BIシステム導入で運用と見え方が変わると周りがついてこれないので、現状のExcelを基本に使いたい。会議資料なのでスマートフォンで参照する必要はない・・と言った前提条件がハッキリしていると、今回ご紹介するREPORT EYEが適している場合が多いのではないかと思います。

REPORT EYEとは

REPORT EYEはIBMiで稼働するレポートツールです。IBMiデータをWebブラウザから表形式で直接参照します。Webブラウザでの参照だけではなく、参照結果をExcelシートにダウンロードし、逆にExcelシートから直接IBMiへアップロードし、IBMiデータを追加、更新が可能です。
多くのビジネスユーザーはExcelを中心に仕事が回っていますので全く違和感なく運用が可能と思います。

REPORT EYEデータの流れ

Excelでの月末報告例

例えば、受注残の「売上予定日」を各営業が毎月Excelシートで報告し、月次資料としている様な場合を考えてみます。
よくあるパターンは管理部門の方がIBMiから全ての受注残データをダウンロードし、メールでExcelファイルを転送し合い、後で集計しやすいように担当の方々が分類キーや調整数字などの付加情報を追記後ファイルサーバーに保存します。

その後、各営業は受注残Excelファイルから自身に関係のある行を転記し、売上予定日を入力し、再びファイルサーバーへ保存します。この報告作業が全て終了したタイミングで管理部門の方が集計し参照が可能となります。

Excel報告よくあるパターン

REPORT EYEでの月末報告例

REPORT EYEならば管理部門の方々は自身に関わる分類キーや調整数字などの付加情報をそれぞれアップロードし、各営業は自動で自分の受注残データのみ表示可能なので、ダウンロードボタン一発で報告すべきデータを取得し、売上予定日をExcelファイルに入力しREPORT EYEアップロード機能で更新するだけです。集計はREPORT EYEが行いますので、管理部門の手を煩わせる事無くいつでも参照が可能となります。

REPORT EYEでの報告例

REPORT EYEは報告集計プロセスをシンプルにします

よくあるパターンと比較すると管理部門と各営業の仕事のタイミングや順序関係は不要ですし、Excelファイルをメールで転送やファイルサーバーに格納など不要です。このようにExcelを入力に使えるとIBMiを介したシンプルな運用が可能なため、都度報告する事が可能となり、一月に一回といった頻度と比較すると、よりデータ鮮度の新しい状況把握を支援します。

REPORT EYEとよくあるパターン比較

IBMiデータ活用を広げるREPORT EYE

このREPORT EYEのExcelシートを直接IBMiに取り込める機能は様々な報告集計作業で運用の幅を広げます。
例えば、先ほどの例である予算は共有フォルダー内のExcelファイルに記述し、お客様訪問件数や見積もり提出件数などは日報やSFAやCRMシステムのような他のシステムに入っている場合を考えますと、予算であるExcelファイルはIBMiに取込可能ですし、SFAやCRMシステムは一旦Excelにエクスポートすれば良いだけです。

現状Excelにエクスポート出来ないシステムは少ないですので、ほとんどの他システムデータをIBMiに取込み活用が可能です。

IBMiデータ活用の運用を広げるREPORT EYE

目的別支援サービスのご提供

弊社では、下表のデータ活用支援サービスをご提供しております。
今回ご紹介のREPORT EYEを用いた「1. IBMiデータ活用支援サービス」はその一つです。
またIBMiに限らずITに詳しくない、ITに詳しくても新たな仕組みを習得には時間がかかる、何かあった時に直ぐに質問と確認が出来る人がいない・・といったお悩みの方には、お客様ご自身で内製化がスムーズに行えるように、「4. データ活用自走化支援サービス」もご用意しております。

関連リンク

お問合せ
https://alpcom.co.jp/contact/

データ活用支援サービスのご紹介
https://alpcom.co.jp/blog/20220824/

アルファー・コミュニケーションズ公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCTqwZsRRpAs9NPTUz2yH3ow/videos

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