以前掲載ブログ「REPORT EYEを用いたIBM iデータ活用支援サービスのご紹介」でExcelからのIBMiデータ更新について解説いたしました。
今回は実機画面での操作手順をご覧頂き同様な他社ツールとの違いを明確にし、REPORT EYEの利点を解説いたします。またこのExcel連携機能はREPORT EYEの上位エディションともいえるWebReportでも同様に利用が可能です。
動画で解説
下記内容＋αを音声付動画(約8分)で解説しています。
他社ツールでの典型的なIBMiへのデータ更新機能の操作手順(例)
Excelまたはcsvファイルを用いた典型的な他社ツールでのIBMiデータ更新機能の操作手順は文字通り「ファイル」での更新となるため、最初にツールで①IBMiデータベースからcsvまたはExcelファイルとしてダウンロードし、どこかのフォルダに保存します。
②次にダウンロードしたファイルを開き③目的のセルを書き換え④ファイル転送をするため予め決められたフォルダーに決められたファイル名をつけて保存します。（保存先とファイル名を間違えると多くの場合転送が出来ない）
⑤最後にツールでIBMiへファイル単位でデータ転送するのが典型的な他社ツールでの手順となります。
REPORT EYEまたはWebReportのExcel連携機能操作手順
REPORT EYEまたはWebReportでは、製品に同梱されたExcel連携機能をPCに導入するとアドインメニューからIBMiデータベースの照会と更新(データ追加も含む)が、下図のようにExcel画面から利用可能となります。
ですのでExcelシートから直接IBMiデータを「①データ参照」すると、データがシート上に展開され、目的の「②セルを書き換え」Excelシートから直接「③IBMiへデータ更新」するので、他社ツールでの典型的な操作手順と比較してダウンロード、ファイル管理など余計な操作が不要です。
Excel連携機能操作手順詳細
Excelシート上にデータをダウンロードするため「①アドイン」メニューから「②照会」を選択すると「③実行定義選択」画面がExcelシート上に表示されます。今回は予め定義済の「④私の受注残(Demo用)」を選択し「⑤実行」ボタンをクリックします。
参照定義の作り方によっては、自分の受注残データだけを表示するため、下図のような「①検索条件値の入力」画面を表示させ「②営業担当者CD」欄に自分のコードを入力し「③実行」ボタンをクリックするような設定がREPORT EYEまたはWebReportでは簡単に作成可能です。
照会を実行すると下図のようにIBMiからデータがExcelシート上に転送されます。今回は「入金予定日」と「報告事項入力」セルを・・・・
下図のように「20240325」と「確定しました」のようにセルを書き換えました。(図をクリックすると拡大表示します。)
次に書き換えたセルでIBMiのデータベースを更新したいので「①アドイン」メニューから「②更新」を選択すると「③実行定義選択」がExcelシート上に表示されます。予め定義済の「④私の受注残を更新(Demo用)」を選択し「⑤実行」ボタンをクリックするとIBMiのデータベースを更新します。
WebReportはIBMi以外のデータベース利用が可能
REPORT EYEはIBMiに導入しIBMiデータベース活用に特化していまがREPORT EYEの上位エディションであるWebReportであればIBMiだけではなくDB2、Oracle、SQLサーバー、MySQL、PostgreSQLが利用可能となり、同様にExcelからデータベースの直接参照と更新が可能となります。
まとめ
Excelは誰でも使えるツールのため、Excelでビジネスが回っている状況は多くあります。ですのでExcel画面から直接IBMiデータの読み書きが可能になると、IBMiからデータダウンロード、メールでファイル受け渡し、サーバーへ保管、関連する部門がタイミングを調整しながら人海戦術で行っていた煩雑な報告、集計、情報活用のプロセスがIBMiを中心としたシンプルな運用となり、操作が簡単になる事に加え、一月に一回での報告、集計といった情報鮮度を、変化が発生したタイミングに向上させる事も可能となります。
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