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KintoneのREST APIをMagic xpiで試用する

REST API連携も可能なMagic xpi

Magic xpiは企業内の基幹システムや各種アプリケーション、クラウドサービスをノーコーディングで連携・統合を可能とするシステム連携プラットフォームです。

データ連携・統合と言うとBIシステムの分析対象となるデータウエアハウス構築用途のETLやEAIツールと思うかもしれませんが、それだけではありません。Magic xpiは最近のSaaSシステムがシステム間連携に提供しているREST APIの利用も可能です。

今回は連携先SaaSシステムとしてkintoneを用い、kintone側で解説しているREST APIの使い方をMagic xpiのREST Clientにどのように指定するのか、必要最低限の設定をし確認をしてみます。

動画で解説

kintone側の設定

API連携テスト用アプリとして2行のデータを用意しました。

図1連携テスト用データ

kintoneアプリで、REST APIを利用可能とするため、歯車アイコンの「アプリの設定」から「カスタマイズ/サービス連携」-->「APIトークン」の順に進み、「APIトークン」画面で「生成する」ボタンをクリックします。
APIトークンが生成され表示された例を参考にMagic xpiのREST Clientを設定します。

図2APIトークン生成

Magic xpi側で接続リソースの設定

接続リソースを「REST_Client_1」と言う名前で作成し、「サーバURL」にはkintoneのREST API例のパス名である/record.json以前の「https://xxxxxxxxx.cybozu.com/k/v1」を指定します。

図3リソース設定

REST APIのパス名「/record.json」をMagic側へ指定するため「パス」-->「パラメータ」の順に進み、「パス名」に/record.jsonを指定しパラメータとしてkintone側のAPI連携テスト用アプリを識別するappパラメータと今回2行用意したデータの1番目であるレコードidをそれぞれ指定します。appパラメータとidパラメータが、今回偶然1ですが、appパラメータはkintoneアプリ別に異なります。

図4パス設定

次にkintone側で先ほど生成した認証idと言えるAPIトークンをMagic側に指定します。APIトークンを生成した時に表示されたREST API例は下図でした。「-H "X-Cybozu-API-Token: YOUR_TOKEN"」の部分をMagic側に指定します。

図5APIトークン設定

-Hなので、ヘッダにX-Cybozu-API-Tokenと言う名でYOUR_TOKEN、つまり生成したAPIトークン「G3yjA7HtCIDTqZ9BA3g0gIYUf5YEpNcRaiUEB0AB」をMagic側に指定します。

下図のようにヘッダパラメーターのタブからパラメータとしてX-Cybozu-API-Tokenと生成したAPIトークンを指定します。

図6ヘッダ設定

Magic xpi側でREST Clientの設定

ツールボックスの下方に存在するREST Clientを用います。REST Client配置後、正しくリソースが指定されているかプロパティ欄からリソース名を確認します。(下図①)

REST Clientを右クリックして設定をします。リソースにパスを1つしか設定していないのでパス設定した/record.jsonが指定されています。(下図②)

データ取得が正しく出来るのか簡単に確認するため、今回は、kintoneから受け取ったデータをファイルにします。(下図③)今回は分かり易いようにcドライブ直下のtmpフォルダーにresults.jsonというファイルを予め作成し指定しました。(下図④)

図7REST Client設定

データ取得確認

kintoneから1行目データが取得できるのか確認するためフローをデバッグ起動します。出力結果を保存したファイル「c:\tmp\results.json」内容とkintone側データを見比べると付随したデータがありますが、下記のように対応している事が分かります。

図8データ取得確認

次に2行目のデータも取得するため、デバッグを停止します。REST Client右クリックメニューの「設定」-->「パラメータ」の順に進みます。

図9パラメータ設定

kintoneアプリから2行目を取得したいので、idパラメータが1だったところを2に修正します。

図10値修正

kintoneから2行目のデータが取得できるのか確認するため、フローをデバッグで動かしてみます。出力結果を保存したファイル「c:\tmp\results.json」内容とkintone側データを見比べると、2行目のデータを取得している事が分かります。

図11データ取得確認

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