今回は前年同月比、先月と今月の比較、昨日と今日の比較など、ビジネス数字にはつきものの比較チャートに特化した非常に便利な前期比チャート設定の解説です。前期比チャートは事前にETLデータ整形加工、またはBeastModeで計算をしたり・・等する事無く、簡単に過去データと比較が出来るグラフタイプです。
弊社公式YouTubeチャンネルで解説ビデオも掲載しております。
グラフタイプから「前期比」を選択
グラフタイプから「前期比」を選択し、例として前年同月で比較をします。
グラフは一番分かり易いと思う「棒+折れ線グラフ」を選択しました。
横軸であるX軸は日付、縦軸であるY軸は金額などの数値項目を設定します。「日付範囲」、集計する「単位」、何と比較するのかを指定するため日付範囲指定をクリックします。
前期比の設定例
前期比設定では日付範囲と単位で「何」と「何」を「どんな単位」で比較したいのか指定するのがポイントです。今回は今年と昨年を月単位で比較したいので下図のような設定になります。
・日付選択:今年
・単位:ケ月
・次と比較:1年前
会計カレンダーを使用
多くの日本企業では4月はじまりです。ですから上図の「会計カレンダーを使用」は重要です。この指定をしないと、下図のように1月から3月も今年度扱いになってしまいます。月単位で集計している場合は違和感を感じないかもしれませんが、4半期単位で集計すると第一四半期が1月~3月を集計した値になってしまいます。「今年」と「今年度」を混同しない事が重要です。
最小分単位で、はばひろい時間軸での過去データ比較が可能
下図のように過去データが存在すれば、4年前までさかのぼって比較が可能です。
「前月比(MoM)」を選択すると今月と1月前、2か月前、3か月前の比較も可能です。
集計単位は分、時、日、週、月、四半期、年の指定が可能ですので、データ取得と更新方法に問題が無ければ、一番細かい比較では、分単位での過去データとの比較が簡単に可能です。
以上