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Domo実験室-Workbench5.1パーティション機能を試してみた

Workbench5.1からパーティション機能が使えるようになりました。Domo社の解説によりますと
パーティションの主な目的は転送の時間短縮、高速化のようです。
ですが、実際に動かしてみると、個人的な感想ですが、従来はデータの更新方法に「置き換え」と「追加」であった転送方式にDate型のカラムを用い年単位、月単位、日単位に区切って「パーティション」と言う名のお手軽データソース同期方式が追加された、とも考えられると思います。

今回は簡単なテストデータを使ってレコードの 「追加」、「更新」、「削除」が発生した場合の動きを確認したいと思います。

テストデータと設定

下図のようなテストデータを用意しました。受注年月日カラムをパーティションとして指定する事とします。

Workbench定義では更新方法としてパーティションを選択します。


すると、パーティションを指定するため、一旦プレビューして、どのようなカラムが存在するのかWorkbenchに認識さえるように促されます。

プレビュー後はパーティション列からパーティションカラムが指定可能になりますので今回は受注年月日を指定しました。

次にパーティション単位を「日付単位」として指定します。
今回の実験で分かったのですが、このパーティション単位の指定の仕方でデータソースからレコードを削除した場合の動作が異なるようです。今回は日付単位として日を選択しました。

データソースにレコード追加の動作確認

最初に、簡単なところからデータソースにレコードが追加された場合の動きを確認します。
データソースには「2021年7月27日」までのデータでしたが新たに7月28日のデータを追加しました。

念のためDataSet側を確認してみますと当然、データソース同様7月27日が最終レコードになっています。

7月28日のデータを追加したExcelシート全体を転送してみます。従来の更新方法の「追加」ですと転送元EXCELデータ全体が追加されるところが追加した7月28日のレコードだけが転送されました。

また更新方式にパーティションを指定していますので従来の更新方法の「追加」とは異なり何度転送を行っても、当然レコードは転送の都度追加はされません。

データソースにレコード更新の動作確認

次に更新をしてみます。受注が売りあがって、売上の確定年月や確定年月日を更新するイメージです。
データソースに確定年月と確定年月日を3レコード更新します。

転送すると確定年月と確定年月日が0だったカラムが上図で更新した値通り更新されました。

データソースにレコード削除の動作確認

最後にデータ削除ですが、先に設定したパーティション単位の指定の仕方で削除可能なの範囲が異なるように見えました。ですが、今回の以下例のように部分的に削除している場合は結果は同じに見えました。

現在データソースは2260レコード存在します。そのうち7月28日のデータの一部分である10レコード削除して転送してみます。


すると2260レコードだったDataSetが10レコード無くなり2250レコードになり期待通りの結果となりました。

今回はテストデータをEXCELで作成しましたがIBM i、古い言い方ですがAS400とWorkbenchを接続し同様な動作も確認しました。ですので有名データベースやその他Workbenchで接続可能なデータソースであればパーティション機能を享受する事が可能です。

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